元大阪近鉄バファローズで活躍され、現在、阪神タイガース打撃コーチの水口栄二さんが主宰されている野球塾・野球心やボーイズリーグ・夙川ボーイズでも使用されている野球心ネット。
グランドがせまくてバッティング練習ができない、個人練習でちょっとした空き地でバッティング練習をしたいという方にもおすすめの野球心ネットについて解説していきます。
野球心ネットとは
チームや自宅でバッティング練習をしたいけど、鳥かごネットを設置するスペースがない、常設しておくことができないという場合に、簡易的な組み立て式のバッティングゲージ、それが野球心ネットです。
大きさは
奥行6メートル10センチ、横幅4メートル、高さ2メートル50センチの組み立て式のバッティングゲージ。
設置場所も、このサイズより一回り大きい土地があれば設置可能です。
野球心水口栄二チャンネル
野球心ボールとセットでバッティング練習
軟式や硬式ボールを使うのは無理
常設する鳥かごネットほど大きいわけではありませんし、ネットの強度や設置強度もそれほど強いわけではないので、軟球や硬球で練習するのは危険です。
野球心ボールなら大丈夫
ポリエチレン・スチロール製の野球心ボールならば問題なくバッティング練習が可能です。どんなに思いっきり打ってもネットが破損する心配はありません。
正面からのボールが打てる
個人練習でのバッティング練習となると、どうしてもティーバッティングのような練習になってしまいます。誰かに斜め前からトスしてもらう形か、置きティーに置いた止まったボールを打つだけの練習になってしまいます。斜めからのトスでは、実際には斜めからくるボールを打つことはありませんし、置きティーの場合は、止まっているボールを打つだけですので、どうしても実践向きな練習ではなくなります。
野球心ボールならば通常のピッチャーが投げるように正面から投げることによって本来のボールと同じような軌道のボールを打つことができるので実践的なバッティング練習ができます。投げ手は当たっても痛くありませんし(全く痛くないわではありませんが)、防球用のネットも付いているので安心して投げられます。
繰り返し反復練習ができる
打った打球はネット内に留まってくれるのでボールの回収も楽ですし、回収したらすぐに練習を繰り返すことができるので、より多くの実践的なバッティング練習が可能です。
また、ボールをたくさん用意すれば一気に多くのバッティング練習ができますし、もちろんボールの数が多くても、ネット内のボールを回収するだけなので手間はかかりません。
野球心ボールだからこそできること
5メートルから7メートルの近い距離から投げるので体感スピードが速いボールに反応できるようになります。
変化球も自在に投げられるので、スライダー系の外へ逃げていくボールやシュート系の自分の方へ近づいてくるボール、アウトコース、インコースと投げ分けることによって様々なボールに反応できるようになります。
投げ手も、打ち手も野球心ボールなら当たってもそれほど痛くないので恐怖感なく思い切って投げることも打つこともできます。
やはり数を練習できるのが大きなメリット
上達の近道は数をこなすこと。
通常のバッティング練習では一人当たりの球数が決められていたり、マシンのボールを打つ場合は同じ軌道ばかりを打つことになります。
しかし、野球心ボールを使って練習するといろいろなバリエーションのボールをランダムに数多く反復して練習が可能です。
数をこなすということは慣れるということです。例えば、最初は速いボール、するどい変化球に対応できないかもしれません。しかし、そのようなボールを数多く見るという経験が目からの情報として脳に伝達され、数多く体感することによって、自然に体全体の反応スピードが向上し、ボールのスピードについていける、変化球についていける、スイングスピードが速くなるという結果につながっていくのです。
まとめ
野球心ネットは簡単に組み立て可能です。常設のバッティングゲージや広い練習場所を持たないチームでも、毎回セッティングして使用し、終わればコンパクトに収納できるのが野球心ネットです。
大きめの庭がある個人宅なら常に張りっぱなしも可能でしょう。
ティーネットでは打球がどれくらいの角度でどれくらい飛んだかはわかりません。野球心ネットならば、ある程度の打球の方向性や勢いもつかむこともできます。
手軽なネットが欲しいという方にはちょうどいいネットではないでしょうか。