2024年シーズンからアメリカのメジャーリーグで大谷翔平と共にロサンゼルスドジャースが主戦場に決定した山本由伸ですが2021年のシーズン途中から突然グラブをアイピーセレクトからナイキに変更しました。
山本由伸といえばアイピーセレクトという印象が大きかったのですが、突然のナイキへの変更で驚きも多かったと思います。なぜ、突然ナイキへの用具変更をしたのかを推測も含めて解明していきます。
元プロ野球選手〜トップレベルのアマチュア経験者による直接指導を受けられる【glowing Academy】2021年途中にナイキへの契約変更
メジャーリーグ移籍を見越して
野球シーンを見ていて一番目につくのは使用グラブのマークです。ですからグラブがアイピーセレクトからナイキに変更になったことはすぐに気づかれた方も多いはずです。しかし、気づきにくいスパイクもナイキ製に変更されていましたし、目に見えない部分での用品もナイキの製品に変更になっているはずです。例えば、トレーニング中なのに来ているTシャツなどもナイキのマーク入りのTシャツで写っています。間違いなく用品契約をナイキに契約変更したものと思われます。
これは、近い将来アメリカのメジャーリーグに移籍した時に、用品のサポートを受けやすくするためです。今までのアイピーセレクトは海外展開はしていないので、アメリカでのプレーとなった場合、用品のメンテナンスや新調などにおいて不便になるからでしょう。
ナイキと用品契約をしておけば、メジャー移籍後はアメリカの現地で専属のスタッフが付いてくれて帯同しながらメンテナンスや新調の手配も可能になり便利で楽になります。
2023年12月22日に山本由伸投手は、ロサンゼルス・ドジャースと契約を交わしたことが発表されました。これにより、先に移籍が決定していた大谷翔平選手と共に日本の代表する二人の野球選手がロサンゼルス・ドジャースという歴史あるチームでワールドシリーズ優勝を目指して頑張ることになりました。
日本では野球用品は撤退済み
実はナイキの野球用品は日本市場からは撤退しています。ですから、よほどの在庫の売れ残りか中古品でない限り、日本でナイキのグラブをはじめ野球用品を手に入れることは難しくなっています。
ナイキのスポーツ製品は日本でも人気がありますが、野球用品に関しては日本にミズノやゼット、SSKなど古くからの大手メーカーのシェアが大きいので、野球用品としてはナイキの知名度があっても市場としては経営的に大きな売り上げを見込めないのが現実だったのでしょう。
ナイキの野球用品ながら日本向け製品
ナイキの野球用品が日本で販売されていた頃も、おそらくはほとんどの製品が日本販売向けの国内製造品か東南アジア製であったと思われます。そう考えられると、大きなシェアを獲得できない日本で日本向けの野球用品を製造販売する費用対効果にメリットはほとんどないのが現実だったでしょう。
山本由伸が現在使っているナイキ製グラブの正体?
山本由伸とアイピーセレクトの関係
山本由伸投手とアイピーセレクトの鈴木一平氏は山本由伸が幼少のころからの繋がりがあります。プロ野球選手になってからは、二人三脚のように野球に関して用品や身体のメンテナンスにいたるまでフォローされてきています。今の山本由伸投手があるのはアイピーセレクトのおかげ、鈴木一平氏のおかげといっても過言ではありませんし、それを一番わかっているのは山本由伸投手本人のはずです。
そのような蜜月関係にある両者が簡単に契約をストップすることはあるでしょうか。おそらく、山本由伸投手はそのようなことができる人間ではないはずです。
山本由伸投手とアイピーセレクトの繋がりについてはこちらをお読みください
トレーニングや身体のメンテナンスは今もアイピーセレクト繋がり
用品契約はナイキになりましたが、現在もトレーニングでアイピーセレクトの山本由伸投手がドジャースに移籍と同時に、矢田修氏もドジャースとトレーナー契約を結ばれ渡米されています。
山本由伸投手のパフォーマンスはアイピーセレクトがあってこそ
山本由伸投手の現在の活躍はアイピーセレクトとの二人三脚があってこそといっても過言ではありません。切っても切れない縁で結ばれていると言えます。推測ではありますが、それを一番知っている山本由伸投手本人が簡単にお世話になったアイピーセレクトのグラブを捨てるでしょうか。もちろん、弘法筆を選ばずではありませんが、今の山本由伸投手ならどのような道具を使っても最高のパフォーマンスは出せるだけの実力ですが、今まで自分の手足のようだったグラブを簡単に変えるとは思えません。
あくまでも私の推測ですが、現在、山本由伸投手が使っているグラブはこれと同じタイプではないかと考えます。これは市販品モデルですが、おそらく、これを改良した物を使っているのだと思います。
このIp.040というタイプとは別に以前は、IP.001というタイプがありました。おそらく、これを改良したグラブを現在も使用していると想像します。
何度見てもたまらない山本由伸投手のグラブ
— バックネット裏@野球道具ブログ更新中 (@baseballbacknet) October 12, 2022
人差し指と中指の隙間、
ちょっと外に向けられた小指の先端、
もはや「造形美」を感じます#道具からみるプロ野球 pic.twitter.com/hjKKwPa1wz
このXの投稿のグラブと似ていませんか?
さすがに、以前使っていたアルモニーアシリーズのグラブではアイピーセレクトのグラブだと即バレなので、こちらのタイプを山本由伸投手向けにカスタマイズをして使用されているのではないかと想像します。
メジャーでの山本由伸投手の野球用品は
日本でも数年前から、ナイキ製品を全面に出して使用しています。2024年からのメジャー挑戦、ロサンゼルス・ドジャース入団が決まった今、当然、ナイキ製品を続けて使用していくことになるでしょう。但し、グラブに関してはナイキのマークがついたアイピーセレクト製のグラブを使用していくと思われます。また、トレーニングにおいても日本で取り入れていたトレーニング方法を継続して行っていくでしょうし、フレーチャを始めとするアイピーセレクト由来の道具も使用していくものと思われます。さらに、ベルトはアイピーセレクトの野球道具はパフォーマンスを上げる機能 山本由伸投手がトレーニングで取り入れているやり投げ練習器具です。元々は、陸上用の汎用品を使っていましたが、アイピーセレクトが野球の投球用に開発したのがフレーチャです。 ドジャースでの山本由伸投手の練習風景でも、何度もテレビ画面に映っていますね。 アイピーセレクトから発売されているエスパーダバットとショートバット 筒香選手は試合前のトスバッティングやティーバッティングでフォームチェックを行うのに使用しています。 身体全体の繋がりを野球動作に繋げるために、その感覚を養いやすくする道具です。 アイピーセレクトのグラブの原点ともいえるモデルです。いかにアイピーセレクトのグラブが優れているかということが理解できるグラブです。 手は中指を中心に動く構造になっています。そのメカニズムを利用しやすく、さらに手首を固定することにより自然な動きがバットに伝わるように作られたバッティング手袋です。これも、アイピーセレクトの考え方がよく反映された商品です。