中学硬式野球リーグのポニーリーグ。
実は、中学生というカテゴリーだけでなく2年ごとの年齢別階級に分かれています。
これは、ポニーリーグがアメリカに本部を置く組織で、U18のパルミノ・U16のコルト・U14のポニー・U12のブロンコ・U10のマスタングなどと2年ごとの年齢別階級とカテゴライズされているからです。
日本では、リトルシニアやボーイズリーグ同様に主に中学硬式野球リーグとして運営されることがメインですが、国際大会においては上記の2年ごとのカテゴリー別の大会が設定されています。
ポニーリーグでは、2023年の今年、4年ぶりに国際大会が復活しました。
そして、アメリカでのワールドシリーズ(ポニーリーグ加盟の全世界の国際大会)の出場権をかけて、アジアパシフィックチャンピオンシップが開催され、アジアパシフィックゾーンの代表を決める試合が行われました。
ポニーリーグの日本代表がアジアパシフィックゾーンの代表として、アメリカでのワールドシリーズに出場が決まりました。
中学生として日本代表でアメリカに行って野球の試合ができるってすごいですね。
他のリーグの場合、中学日本代表ということになるので、中2や中1で日本代表に選ばれるのは難しいですが、ポニーリーグの場合は各カテゴリーごとの日本代表が選出されるので、中2や中1でも日本代表に選ばれるチャンスがあります。中学3年間の間に各カテゴリーの日本代表として毎年選出される可能性もありえますね。
U16・コルト日本代表2023
U16・コルトの部
U16・コルトの部は16歳以下のカテゴリーですが、日本の場合、16歳は高校1年生に当たるため、実質中学3年生だけのチーム編成となります。しかも、ワールドシリーズなどの国際大会実施時期が7月、8月にあたるため8月生まれ以前の中学3年生によるチーム編成となります。
コルトの部・日本代表 ワールドシリーズ出場
アジアパシフィックゾーン代表を決めるアジアパシフィックチャンピオンシップが、6月19日から千葉県市原市のゼットエーボールパークをメイン会場に開催されました。
参加国は、日本の他に中国2チーム・フィリピン・香港・オーストラリアの6チーム。
この大会で、見事優勝し、アジアパシフィックゾーン代表として日本代表が7月29日からアメリカイリノイ州で行われるワールドシリーズに出場することが決まりました。
コルトの部・日本代表選手
注目のコルト日本代表選手は以下の通りです。
2024年には高校生になる学年です。この中から甲子園でも注目される選手が出てくるかもしれません。
【コルト(U-16)日本代表】
中3で最速141キロ、ポニーの逸材は鷹・東浜の親戚 雨中で衝撃投球…日本代表に選出 | Full-Count – (3)
監督:井関紀雄(市川ポニー)
井上瑛太(北海道北東北・北斗BBC)
瀬田翔一馬(南東北北関東・将門ポニー)
團春樹(関東・市原ポニー)
宮川颯汰(関東・市原ポニー)
小野歩夢(関東・江東ライオンズ)
蔵並虎之介(関東・神田Rebase)
松本怜青(関東・神田Rebase)
中野太聖(関西・高松LTSポニー)
藤田蒼海(新規加盟・関メディベースボール学院)
金谷隆之助(新規加盟・関メディベースボール学院)
佐々木斗眞(新規加盟・関メディベースボール学院)
矢木信乃介(九州・福岡フェニックス)
豊永飛輝(九州・嘉麻ボーイズ)
沖西勇士(九州・博多南シャークス)
田中楓真(九州・佐賀ビクトリー)
新垣孝介(沖縄・沖縄ダイヤモンドBC)
高良優太(沖縄・宜野湾ポニーズ)
古堅優之介(沖縄・沖縄本部ポニー)
このメンバーの中から将来、プロ野球選手が誕生してほしいですね。
U14・ポニー日本代表2023
U14・ポニーの部
U14・ポニーの部は14歳以下のカテゴリーとなりますが、ワールドシリーズなどの国際大会実施時期により基本的には9月生まれ以降の中学3年生と中学2年生によるチーム編成となります。
ポニーの部・日本代表 ワールドシリーズ出場
アジアパシフィックゾーン代表を決めるアジアパシフィックチャンピオンシップが、6月26日から福島県楢葉町のポニーリーグNARAHA STADIUM(ポニーリーグがネーミングライツ)をメイン会場に開催されました。
参加国は、日本の他に中国3チーム・フィリピン・香港・オーストラリア・台湾の8チーム。
変則的なリーグ戦とトーナメントの末、台湾と3度戦いました。台湾と1勝1敗の後、アジアパシフィックゾーン代表決定戦においてスコア上は台湾に負けましたが、試合中に台湾チームが規定外のバットの使用をしたことにより試合結果はアメリカ本部預かりとなった末、規定違反による没収試合となり、日本代表のワールドシリーズ出場が決まりました。8月11日からアメリカペンシルベニア州で行われるワールドシリーズに出場します。
ポニーの部・日本代表選手
注目のポニー日本代表選手は以下の通りです。
【ポニー(U-14)日本代表】
中3で最速141キロ、ポニーの逸材は鷹・東浜の親戚 雨中で衝撃投球…日本代表に選出 | Full-Count – (3)
監督:古澤豊(佐賀ビクトリー)
大竹晴也(南東北北関東・つくばJ Warriors)
山根碧(関東・羽田アンビシャス)
佐々木悠晴(関東・市原ポニー)
鹿倉隆志(関東・市原ポニー)
井上友吾(新規加盟・関メディベースボール学院)
鶴田啓人(新規加盟・関メディベースボール学院)
才田凱斗(新規加盟・関メディベースボール学院)
竹下翔太(九州・佐賀ビクトリー)
川崎治知(九州・佐賀ビクトリー)
福地海誠(九州・佐賀ビクトリー)
峰松紘大(九州・佐賀ビクトリー)
林悠大(九州・福岡フェニックス)
中村夏輝(九州・福岡フェニックス)
宮城介(沖縄・沖縄本部ポニー)
東濱成和(沖縄・宜野湾ポニーズ)
U14ポニー・ワールドシリーズで日本代表が優勝
日本時間の14日から17日にかけて行われたポニーの部(U14)のワールドシリーズで日本代表は4戦を行い全勝で10年ぶり2度目の優勝を果たしました。また、これでアジア大会以降、11勝1敗という優秀な成績を上げています。
U12・ブロンコ日本代表2023
U12・ブロンコの部
U12・ブロンコの部は12歳以下のカテゴリーとなります。ポニーリーグからは中学1年生のポニーリーグ加盟のチームからセレクションなどを経て選出された選手によりチーム編成されています。
ブロンコの部・日本代表 ワールドシリーズ出場
アジアパシフィックゾーン代表を決めるアジアパシフィックチャンピオンシップが、6月7日からフィリピンのマニラ市内をメイン会場に開催されました。
参加国は、日本の他に中国・フィリピン・香港・オーストラリア・台湾などの6チーム。
決勝トーナメント出場を決めるリーグ戦、決勝トーナメントを通じて、日本代表は最後の決勝は台湾を破り全勝でワールドシリーズ出場を決めました。7月29日からアメリカテキサス州で行われるワールドシリーズに出場します。
強力な紛失防止タグを搭載した未来の財布「LIFE POCKET ライフポケット」U12ブロンコ・ワールドシリーズで日本代表が優勝
7月29日からアメリカテキサス州で行われたブロンコ・ワールドシリーズで日本代表チームが優勝を果たしました。日本代表を率いた監督はユーチューバーのホーリーこと堀泰人さんです。
U12ブロンコ 堀泰人監督率いる日本が初優勝 広沢克実理事長「素晴らしい快挙」 – アマ野球 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)
日刊スポーツ
U8・ピント、U9・マスタング9、U10・マスタングもワールドシリーズに出場
小学生以下のカテゴリーになりますが、U8のピントの部、U9のマスタング9の部、U10のマスタングでもワールドシリーズ出場を果たしています。
小学生ながら、野球の本場アメリカで世界の強豪国チームと野球の試合ができることは、これからの野球人生においても大切な経験でもあり素晴らしい思い出にもなることでしょう。
この中から、いつかプロ野球選手が誕生するかもしれませんね。楽しみです。
国際大会では、低反発バットが使用されています。
ポニーリーグでは国内大会でも一部、国際基準の低反発バットや木製バットのみをする大会もあります。もちろん、国際大会では国際基準の低反発バットが使用されています。
2024年からは、高校野球でも新基準の低反発バットのみが使用可能となります。低反発バットの使用は、投手の負担や野手の怪我予防のためでもあると同時にバットの性能に頼らない正しいバッティング技術の習得にもつながります。